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カナダeTA申請ガイド|電子渡航認証の申請方法・料金・ESTAとの違い

カナダ旅行にはeTAが必要です

カナダへ空路で渡航する日本人は、eTA(Electronic Travel Authorization / 電子渡航認証)の取得が義務付けられています。ビザとは異なりますが、eTAなしでは飛行機に搭乗できません。

筆者がカナダに渡航した際も、もちろんeTAを事前に取得しました。申請自体は拍子抜けするほど簡単で、10分もかからず完了。料金もCAD$7(約750円)と安価です。ただ、簡単だからこそ後回しにして、出発直前に慌てる人が少なくありません。

この記事では、eTAの申請手順を画面の流れに沿って解説します。ESTAとの違い、トランジットでの必要性、有効期限のルール、そして申請時に注意すべき「非公式サイト」の存在まで、カナダ渡航前に知っておくべきことをまとめました。

eTAとは何か

eTAは、カナダ政府が2016年から導入した電子渡航認証システムです。ビザ免除国(日本を含む)のパスポート保持者が、カナダに空路で入国する際に必要になります。

仕組みはシンプルです。オンラインで申請し、承認されるとパスポート番号に電子的に紐づけられます。紙の書類やシールをパスポートに貼る必要はありません。航空会社のチェックイン時にパスポートをスキャンすると、eTAの取得状況が自動的に確認されます。

ここで重要なのは「空路」という条件です。アメリカからの陸路入国や、クルーズ船での入国にはeTAは不要です。ただし、日本からカナダに行く場合はほぼ確実に飛行機を利用するため、実質的に「日本人のカナダ旅行にはeTAが必要」と考えて問題ありません。

eTAとESTAの違い

アメリカのESTA(Electronic System for Travel Authorization)とカナダのeTA、名前が似ていて混同しがちです。筆者の周囲でも「ESTAがあればカナダも大丈夫でしょ?」と思っている人がいました。残念ながら、それぞれ別の国の制度です。

主な違いを整理します。

eTAはカナダ政府が発行する電子渡航認証です。料金はCAD$7(約750円)で、有効期限は最長5年間。申請から承認まで通常は数分で完了します。

ESTAはアメリカ政府が発行する電子渡航認証です。料金はUS$21(約3,200円)で、有効期限は2年間。申請から承認まで通常は72時間以内です。

カナダとアメリカを周遊する旅行を計画している場合、eTAとESTAの両方が必要になります。バンクーバーからシアトルに足を延ばす、ナイアガラの滝をカナダ側とアメリカ側の両方から見る、といったプランでは両方の申請を忘れないでください。

料金面ではeTAのほうがかなり安く、有効期限もeTAのほうが長いです。カナダ政府の「手続きは簡素に、料金は安く」という方針が反映されています。

eTAの申請手順

eTAの申請はすべてオンラインで完結します。所要時間は10分程度です。

手順1: 公式サイトにアクセスする

カナダ政府の公式サイト(canada.ca)からeTA申請ページにアクセスします。ここで最も注意すべきことがあります。Google検索で「eTA カナダ」と検索すると、公式サイトより上位に非公式の代行サイトが表示されることがあります。

これらの代行サイトは、カナダ政府とは無関係の民間業者が運営しています。申請を代行する代わりに、CAD$50〜$80の手数料を上乗せして請求されます。公式サイトならCAD$7で済むものに、何倍もの料金を支払うことになります。

URLが「canada.ca」で始まっていることを必ず確認してください。筆者はブックマークしておくことをおすすめします。

手順2: 申請フォームに入力する

申請フォームは英語(またはフランス語)です。日本語には対応していませんが、質問内容はシンプルなので英語が得意でなくても問題ありません。

入力する情報は以下の通りです。

  • パスポート番号
  • パスポートの有効期限
  • 氏名(パスポート記載の通りに)
  • 生年月日
  • 国籍
  • メールアドレス
  • 渡航目的(観光、ビジネス、トランジットなど)
  • 職業
  • 滞在先の住所(ホテル名でも可)

すべてパスポートに記載されている通りに入力してください。特に氏名のスペルミスは、搭乗拒否の原因になります。パスポートを手元に置いて、見比べながら入力するのが確実です。

手順3: 料金を支払う

料金はCAD$7です。クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express)またはデビットカードで支払います。JCBカードは使えないことがあるため、VisaかMastercardを用意しておくと安心です。

海外旅行用のクレジットカードをまだ持っていない方は、この機会に1枚用意しておくことをおすすめします。エポスカードはVisaブランドで海外旅行保険が自動付帯するため、海外旅行との相性がよいカードです。

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手順4: 承認メールを確認する

支払いが完了すると、登録したメールアドレスに申請受理の確認メールが届きます。ほとんどの場合、数分以内に承認通知のメールが届きます。

承認メールが届いたら、申請番号を控えておいてください。eTAはパスポートに電子的に紐づけられるため、承認メールのプリントアウトを持参する必要はありません。ただし、念のためスクリーンショットを撮っておくと安心です。

72時間経っても承認メールが届かない場合は、カナダ政府のWebサイトでステータスを確認できます。入力ミス(特にメールアドレスの打ち間違い)がないか確認してみてください。

eTAの有効期限

eTAの有効期限は、以下の2つのうち短いほうになります。

  • 承認日から5年間
  • パスポートの有効期限

たとえば、パスポートの残存有効期限が3年の場合、eTAの有効期限も3年になります。5年間有効なeTAを取得したければ、パスポートの残存有効期限が5年以上ある状態で申請する必要があります。

パスポートを更新した場合、eTAは無効になります。新しいパスポート番号でeTAを再申請してください。料金はCAD$7で、申請手順は初回と同じです。

有効期限内であれば、何度でもカナダに渡航できます。毎回申請し直す必要はありません。筆者のように「数年に一度カナダに行く」という方でも、一度取得すれば当面は気にしなくて大丈夫です。

トランジット(乗り継ぎ)でもeTAは必要

意外と見落としがちなのが、カナダでの乗り継ぎ時にもeTAが必要という点です。

たとえば、東京からニューヨークに行くフライトで、バンクーバーやトロントを経由する場合。カナダに入国する意図はなく、空港内で乗り継ぐだけであっても、eTAの取得が求められます。

これはカナダの入国管理の仕組みによるものです。カナダの空港ではトランジット客もいったん入国審査を通過するため、eTAが必要になります。

筆者も過去にバンクーバー経由でアメリカに向かったことがありますが、航空券を予約した時点でeTAの必要性に気づけたのは事前に調べていたからです。航空会社からリマインドが届くこともありますが、届かないケースもあります。カナダ経由のフライトを予約したら、eTAの申請を忘れずに。

ちなみに、トランジットの場合でもeTA申請時の渡航目的は「Transit」を選択してください。料金は通常の入国と同じCAD$7です。

公式サイト以外で申請しないでください

eTAの申請に関して、筆者が最も強調したいのがこの点です。

「eTA カナダ 申請」で検索すると、公式サイトに酷似したデザインの非公式代行サイトが複数見つかります。これらのサイトは、カナダ政府の公式サイト(canada.ca)とは一切関係ありません。

非公式サイトの特徴を挙げます。

  • URLが「canada.ca」ではない
  • 「日本語対応」を売りにしている
  • 料金がCAD$7よりも明らかに高い(CAD$50〜$80が多い)
  • 「申請代行サービス」と記載されている

公式サイトの申請フォームは英語ですが、入力項目はシンプルです。パスポートの情報をそのまま入力するだけなので、代行を依頼する必要はありません。英語に不安がある場合は、ブラウザの翻訳機能を使えば十分に対応できます。

CAD$7の手続きに何十ドルもの手数料を支払う必要はありません。必ずカナダ政府の公式サイト(canada.ca)から申請してください。

eTAの申請を忘れるとどうなるか

eTAを取得せずに空港に行った場合、チェックインカウンターで搭乗を拒否されます。航空会社はチェックイン時にパスポートをスキャンし、eTA取得状況を確認します。eTAが紐づいていなければ、搭乗券は発行されません。

eTAはほとんどの場合、申請から数分で承認されるため、空港で慌てて申請しても間に合う可能性はあります。ただし、追加審査に回されると最大72時間かかることがあります。フライトに間に合わなくなるリスクを考えれば、出発の1週間前までに申請しておくのが賢明です。

航空券が無駄になる上に、カナダ旅行自体が中止になる。CAD$7と10分の手間を惜しんだ代償としては、あまりにも大きいです。

カナダ旅行の通信準備もお忘れなく

eTAの申請が終わったら、次はカナダでの通信手段の確保です。eTAがないと搭乗できませんが、通信手段がないと現地で困ります。

カナダは国土が広く、都市部を離れると通信環境が不安定になるエリアがあります。バンクーバーやトロントの中心部であれば問題ありませんが、ロッキー山脈方面やプリンスエドワード島など、自然を楽しむ旅行では通信の確保が重要です。

eSIMでカナダの通信を確保する

カナダ旅行にはeSIMが最も手軽な通信手段です。物理SIMカードの差し替えが不要で、スマホのアプリからQRコードを読み取るだけで設定が完了します。

Airaloはカナダ対応のeSIMプランが豊富で、1GBから選べます。当サイト限定のクーポンコード「TRAVELSTACK」で全プラン10%OFFになります。

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カナダのeSIM事情、現地の通信環境、おすすめプランの詳細はカナダeSIMガイドにまとめています。渡航前に一度目を通しておくと、プラン選びで迷いません。

VPNも準備しておくと安心

カナダは中国のようなネット規制はありませんが、ホテルやカフェのフリーWiFiを利用する場面ではVPNがあるとセキュリティ面で安心です。また、日本のNetflixやTVerをカナダで視聴したい場合にもVPNが必要になります。

カナダのホテルのWiFiは速度が安定しないことがあります。筆者がバンクーバーに滞在した際、ホテルのWiFiがとにかく遅く、VPN経由のほうがかえって快適だったこともありました。

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VPNの選び方はVPN比較記事を参考にしてください。

eTAの申請でよくある失敗

筆者の周囲やネット上の体験談を見ていると、eTA申請で同じミスを繰り返している人が少なくありません。代表的な失敗パターンを紹介します。

パスポート番号の入力ミス

最も多い失敗です。パスポート番号のアルファベットと数字を取り違えるケースが典型的です。たとえば、アルファベットの「O」と数字の「0」、アルファベットの「I」と数字の「1」を混同する方が多いです。日本のパスポート番号はアルファベット2文字+数字7桁の構成ですので、先頭2文字がアルファベット、残りが数字であることを意識して入力してください。

メールアドレスの打ち間違い

承認通知はメールで届きます。メールアドレスを間違えると、承認されたかどうか確認できなくなります。入力後にもう一度確認することを強くおすすめします。Gmailの場合、ドットの有無で別のアドレスに届くことはありませんが、スペルミスは致命的です。

出発当日に申請する

eTAの承認は通常数分ですが、追加審査に回される可能性はゼロではありません。特に、過去にカナダやアメリカの入国で問題があった方、渡航歴が多い方は審査に時間がかかることがあります。出発当日に申請して、承認が間に合わなかったという報告も実際にあります。

非公式サイトで高額な料金を支払う

前述の通り、非公式の代行サイトで申請してしまい、CAD$50〜$80を支払ったという事例は後を絶ちません。代行サイトで申請しても結局はカナダ政府に同じ情報が送られるだけで、承認が早くなるわけでもありません。

陸路入国・クルーズ船の場合

eTAが必要なのは空路(飛行機)での入国のみです。アメリカとカナダの国境を陸路で越える場合や、クルーズ船でカナダに入港する場合、eTAは不要です。

ただし、アメリカ経由でカナダに陸路入国する場合、アメリカのESTAは必要になります。たとえば、日本からシアトルに飛び、そこからバスでバンクーバーに向かうプランの場合、ESTAは必要ですがeTAは不要です。逆に、日本からバンクーバーに飛んでカナダに入国する場合はeTAが必要です。

渡航ルートが少しでも複雑な場合は、経由する国ごとに必要な渡航認証を確認してください。

eTA申請前のチェックリスト

申請前に以下の項目を確認しておくと、スムーズに手続きが進みます。

  • パスポートの残存有効期限は十分か(カナダ入国時に有効であること)
  • パスポート番号を正確に把握しているか
  • 有効なメールアドレスがあるか(承認通知の受信用)
  • Visa または Mastercard のクレジットカードがあるか
  • 渡航先のホテル名または住所がわかるか
  • カナダ経由の乗り継ぎも含め、eTAが必要な旅程か

すべて確認できたら、カナダ政府公式サイト(canada.ca)から申請してください。10分で終わります。

eTAだけでは終わらない、カナダ旅行の準備

eTAの申請は、カナダ旅行準備のほんの入り口です。通信手段、クレジットカード、保険の準備も出発前に済ませておきましょう。

eSIMの購入とインストールは自宅のWiFi環境で事前に済ませておくのがおすすめです。空港で慌ててダウンロードするのは避けてください。eSIMの設定手順にiPhone・Android別の手順をまとめています。

クレジットカードは、Visa と Mastercard の2枚持ちが海外旅行の基本です。カナダではクレジットカードの利用率が非常に高く、少額の買い物でもカードが使えます。逆に現金しか使えない場面はかなり限られます。海外旅行保険が自動付帯するエポスカードをまだ持っていない方は、出発前に申し込んでおくと安心です。

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データ容量の選び方に迷ったらデータ容量の目安ガイドを確認してください。カナダ旅行に必要なギガ数の目安がわかります。

カナダ入国時に知っておくべきこと

eTAを取得していても、カナダ入国時にはいくつか注意点があります。

カナダの入国審査は、近年はキオスク端末(自動入国審査機)で行われることが増えています。バンクーバー国際空港やトロント・ピアソン国際空港では、パスポートをスキャンし、画面の質問に回答し、顔写真を撮影するだけで入国審査が完了します。税関申告もキオスク上で行えるため、以前に比べて手続きが大幅にスムーズになりました。

ただし、キオスク端末の画面は英語またはフランス語です。質問内容は「滞在目的」「滞在日数」「持ち込み品の有無」など基本的なものばかりですが、英語に不安がある方は事前に入国審査の質問例を確認しておくと安心です。

筆者がバンクーバーで入国審査を受けた際は、キオスク端末で手続きした後、係官から「どこに泊まるのか」「何日間滞在するのか」と簡単に聞かれただけでした。1分ほどで通過できた記憶があります。

カナダ旅行の準備を時系列で整理すると

eTAの申請から現地の通信準備まで、時系列でまとめます。

  • 出発3週間前: eTAの申請(CAD$7、所要10分)、eSIMの購入とインストール、VPNの契約
  • 出発1週間前: eTAの承認確認、クレジットカードの準備確認、旅行保険の確認
  • 出発前日: パスポートとeTA承認メールの最終確認、eSIMのインストール状況確認、データローミングOFF確認
  • 現地到着後: eSIMの回線切り替え、VPN接続テスト

eTAの申請は最も簡単で最も忘れやすい項目です。この記事を読んだタイミングで、今すぐ申請を済ませてしまうのが一番確実です。パスポートとクレジットカードさえ手元にあれば、10分で終わります。

カナダ現地での通信環境について詳しく知りたい方は、カナダeSIMガイドをあわせてご覧ください。

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よくある質問

eTAの申請にはどのくらい時間がかかりますか?
ほとんどの場合、申請後数分以内にメールで承認通知が届きます。ただし追加審査が入ると最大72時間かかることもあるため、出発の72時間前までには申請を済ませておくのが安全です。
eTAとESTAの違いは何ですか?
eTAはカナダ入国用の電子渡航認証で料金はCAD$7。ESTAはアメリカ入国用で料金はUS$21です。どちらもビザ免除国のパスポート保持者が対象ですが、有効期限・料金・対象国が異なります。両国を周遊する場合は両方の申請が必要です。
カナダでのトランジット(乗り継ぎ)でもeTAは必要ですか?
はい、カナダの空港で乗り継ぎをする場合もeTAが必要です。入国審査を通過しなくてもeTA取得が求められます。アメリカ行きのフライトでバンクーバーやトロントを経由する場合など、うっかり忘れがちなので注意してください。
eTAの有効期限はどのくらいですか?
eTAの有効期限は最長5年間です。ただしパスポートの有効期限が5年より先に切れる場合は、パスポートの有効期限までとなります。パスポートを更新したら、eTAも再申請が必要です。
eTAの申請に必要なものは何ですか?
有効なパスポート、メールアドレス、クレジットカードまたはデビットカード(CAD$7の支払い用)の3点です。申請フォームは英語ですが、10分程度で完了します。
eTAの申請を間違えた場合、修正できますか?
一度承認されたeTAの情報は修正できません。名前やパスポート番号を間違えた場合は、新たにCAD$7を支払って再申請する必要があります。申請時はパスポートの記載内容を見ながら慎重に入力してください。
子どもにもeTAは必要ですか?
はい、年齢に関係なく、カナダに空路で入国するすべての渡航者にeTAが必要です。乳幼児も含めて1人1件の申請が必要になるため、家族旅行の場合は人数分の申請を忘れないようにしてください。

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