ハンガリー旅行のネット環境ガイド|eSIM・WiFi・通信事情を徹底解説
🇭🇺 ハンガリー 基本情報
- 通貨
- フォリント (HUF)
- 言語
- ハンガリー語
- 時差
- UTC+1(夏時間UTC+2)
- ビザ
- 不要(短期)
- 電圧
- 230V
- プラグ
- C, F
結論:ハンガリー旅行はEU周遊eSIMが正解
筆者はブダペストに渡航した経験がありますが、結論から言えばヨーロッパ周遊eSIMを1枚持っていけば通信で困ることはほぼありません。ブダペストの4G/LTEカバレッジは良好で、主要な観光エリアではストレスなく通信できます。AiraloかtrifaのEUプランを出発前にインストールしておけば、リスト・フェレンツ空港に着いた瞬間から使えます。
ただし、ハンガリーにはひとつ大きな落とし穴があります。EU加盟国でありながら通貨がユーロではなくフォリント(HUF)だということ。レストランの会計でいきなり「5,800フォリント」と言われても、それが高いのか安いのか瞬時に判断できません。為替レートアプリがないと本当に困ります。つまり、通信環境が整っていることが旅の快適さに直結する国なのです。
以下、ブダペストの通信環境から温泉での注意点、ドナウベントの電波事情まで、筆者の実体験をもとに整理しました。
ハンガリーの通信事情 — ドナウの真珠の電波環境
ハンガリーの通信インフラは、中欧の国としては十分に整備されています。ブダペストを中心に4G/LTEが広くカバーされており、5Gも都市部で展開が始まっています。
筆者がブダペストに到着して最初に感じたのは「あ、普通に繋がるな」という安心感でした。リスト・フェレンツ国際空港に降り立ち、eSIMをONにした瞬間にMagyar Telekom回線を掴みました。空港の到着ロビーにはフリーWiFiもありますが、速度は控えめ。到着ゲートから市内行きのバス乗り場(100E番)までの案内をGoogleマップで確認しながら歩きましたが、eSIMの4G回線でまったく問題ありませんでした。
ハンガリーで意外だったのは、ハンガリー語の壁です。中欧の国だからドイツ語圏に近い感覚かと思いきや、ハンガリー語はヨーロッパの言語の中でも特殊な系統(ウラル語族)に属しており、英語やドイツ語との共通点がほぼありません。レストランのメニューを見ても、地下鉄の案内を見ても、一語も推測できない。Google翻訳のカメラ機能がなければ食事の注文すらままならない場面がありました。通信環境=翻訳アプリの生命線です。
ハンガリーの通信キャリア事情
ハンガリーには主要な通信キャリアが3つあります。
| キャリア | シェア | 特徴 |
|---|---|---|
| Magyar Telekom(T-Mobile系) | 約40% | ハンガリー最大手。ドイツTelekomの子会社。全土のカバレッジが最も広い |
| Yettel(旧Telenor Hungary) | 約30% | 都市部の通信品質はMagyar Telekomに匹敵。2022年にYettelにブランド変更 |
| Vodafone Hungary | 約25% | グローバルキャリア。料金プランが豊富。4Gエリアも広い |
旅行者向けeSIMサービスの多くは、Magyar TelekomまたはVodafone Hungaryの回線を利用しています。筆者がブダペストで使ったeSIMはMagyar Telekom回線で、ブダ城の丘の上からペスト側の下町まで、まったく途切れることなく安定していました。
Yettelもブダペスト市内では遜色ない品質ですが、バラトン湖周辺の地方やドナウベントの山間部ではMagyar Telekomのほうがカバレッジが広い傾向があります。
都市・エリア別の通信環境
ブダペスト(Budapest)
ブダペストの4G/LTEカバレッジは良好です。ドナウ川を挟んで西のブダ地区と東のペスト地区に分かれていますが、どちらも通信環境に大きな差はありません。
筆者がブダペスト滞在中に通信で印象に残ったのは、くさり橋(セーチェーニ鎖橋)を歩いて渡ったときのことです。ブダ側からペスト側へ、ドナウ川の上を歩いて渡りながらスマホで写真を撮り、その場でInstagramに上げました。橋の中央でも4Gがしっかり入っていて、アップロードに時間がかかることもなかった。ドナウ川の上でも電波は安定しています。
もうひとつ印象的だったのが、ドナウ川のナイトクルーズ中の通信です。夜のブダペストは国会議事堂やブダ城がライトアップされて、それは見事な景色なのですが、クルーズ船の上でもスマホの電波は問題なく入りました。ドナウ川沿いには通信基地局が十分に配置されているようで、川の上だから圏外になるということはありませんでした。船上からリアルタイムで夜景の写真を送れたのはうれしかった。
ただし、ブダペストの地下鉄(メトロ)は要注意です。特にM1号線(ミレニアム地下鉄)はヨーロッパ大陸で最も古い地下鉄路線で、1896年に開業しています。この歴史ある路線はトンネルが浅いものの、駅間では電波がほとんど入りません。デアーク・フェレンツ広場駅やヴェレシュマルティ広場駅のホームではWiFiが拾えることもありますが、走行中は期待しないほうがいいです。乗車前に地図のルートを確認しておくことをおすすめします。
ブダ城地区(Castle District)
ブダ城の丘は標高が高い分、見通しが良く電波状況も良好です。王宮、マーチャーシュ教会、漁夫の砦など、丘の上の主要観光スポットではどこでも4Gが入ります。筆者が漁夫の砦からペスト側のパノラマを撮影してLINEで送ったときも、送信は数秒で完了しました。
ただし、ブダ城の地下迷宮(Labyrinth)に入ると話は別です。地下なので当然ながら電波は届きません。見学中は30分ほどオフラインになる前提で入場してください。
中央市場ホール(Central Market Hall)
ペスト側のヴァーツィ通りの南端にある中央市場ホールは、ブダペスト観光の定番スポットです。1階が生鮮食品、2階がフードコートとお土産。筆者はここで昼食にランゴーシュ(ハンガリーの揚げパン)を食べましたが、市場内でも4G電波は入りました。ただし建物の構造上、奥まった場所では電波が弱くなることがあります。
ここで実感したのがフォリントの難しさです。ランゴーシュが1,200フォリント。「えっと……日本円でいくらだ?」とその場でスマホの為替アプリを開いて計算しました。約500円。ハンガリーはEU加盟国なのにユーロが使えない場面が多く、現金のフォリントが必要な場所がまだたくさんあります。特に市場の小さなスタンドやトラムの券売機はカード不可のケースがあるので、フォリントの現金は多少持っておいたほうがいいです。通信環境と為替アプリのセットがハンガリー旅行の生命線だと、この市場で痛感しました。
温泉大国ならではの注意点 — セーチェーニ温泉での体験
ハンガリーといえば温泉です。ブダペストにはヨーロッパ最大級の温泉施設がいくつもありますが、中でも有名なのがセーチェーニ温泉(Szechenyi Furdo)。ヴァーロシュリゲト公園の中にある黄色い建物で、屋外プールでは冬でも湯気の立つ温泉に浸かれます。
筆者がセーチェーニ温泉に行ったとき、まず悩んだのがスマホの扱いです。ロッカーに入れるか、プールサイドに持っていくか。結論から言うと、防水ケースに入れて持っていくのが正解でした。
理由は2つ。まず、ロッカーエリアは建物の奥にあり、一度温泉エリアに出てしまうとスマホを取りに戻るのが面倒です。広い施設なので、ロッカーと屋外プールの往復だけで5分以上かかります。次に、セーチェーニ温泉の屋外プールの写真は絶対に撮りたくなります。黄色い宮殿のような建物を背景に、湯気の立つプールでチェスを打つ地元のおじさんたち。この光景はスマホがないと記録できません。
防水ケースに入れていれば、水濡れを気にせず温泉エリアでも使えます。電波はプールサイドで4Gが入りました。屋内の温泉エリアは建物の構造によっては電波が弱まりますが、屋外では問題ありません。
ひとつだけ注意。セーチェーニ温泉はロッカーの鍵がリストバンド式で、貴重品は各自で管理する必要があります。スマホをロッカーに放置するのは盗難リスクの面でもおすすめしません。防水ケースに入れて常に持ち歩くか、施設内の貴重品ボックス(有料)を利用してください。
廃墟バーのWiFi事情 — シンプラ・ケルトでの夜
ブダペストの夜を語るなら、廃墟バー(ルインバー)は外せません。ユダヤ人地区の古い建物をリノベーションしたバーが集まるエリアで、その代名詞がシンプラ・ケルト(Szimpla Kert)です。
筆者がシンプラ・ケルトに行ったのは金曜の夜でした。入り口から奥に進むと、壊れた車の座席がソファになっていたり、バスタブがテーブルになっていたり。カオスな空間の中にフリーWiFiの案内が貼ってありました。
接続してみると、つながるにはつながりましたが、速度はお世辞にも速いとは言えません。金曜の夜で客が多かったせいか、Instagramのストーリーを上げようとしたらアップロードが途中で止まりました。結局eSIMの4G回線に切り替えて投稿。廃墟バーのWiFiはあくまでおまけ程度と考えておいたほうがいいです。
ブダペストの廃墟バーは深夜まで営業している店が多いですが、eSIMがあれば帰りのルート検索やタクシー配車(Boltアプリがブダペストでは主流)も問題なくできます。深夜のペスト地区を酔った状態で歩くのは避けたいので、通信環境は夜遊びの安全にも直結します。
ウィーンからの鉄道移動 — 国境をまたぐ通信
ハンガリーへのアクセスで多いのが、ウィーンからの鉄道移動です。ÖBB(オーストリア連邦鉄道)/MÁV(ハンガリー国鉄)のレイルジェットで約2時間40分。筆者もウィーンからこのルートでブダペストに入りました。
EU周遊eSIMを使っていれば、オーストリアからハンガリーへの国境越えで通信が途切れることはありません。オーストリア側でA1やT-Mobileの回線を掴んでいたのが、国境付近でMagyar Telekomに自動で切り替わる。切り替えの瞬間に数秒間だけ電波表示が消えましたが、すぐに復帰しました。周遊eSIMならではのシームレスな体験です。
車内WiFiについては、ÖBBのレイルジェットにはWiFiが搭載されていますが、速度は控えめ。テキストベースのメッセージなら使えますが、写真のアップロードはeSIMの4G回線のほうが快適でした。ハンガリー側に入ってからも、ドナウ川沿いの平原を走る区間では4Gが安定していました。
通信手段の比較 — eSIM・フリーWiFi・現地SIM
ハンガリー旅行で選べる通信手段を比較します。
| 項目 | eSIM | フリーWiFi | 現地SIM |
|---|---|---|---|
| 事前準備 | 渡航前にインストール可能 | 不要 | 現地で購入が必要 |
| 利用開始 | 到着後すぐ使える | スポットを探す必要あり | ショップで手続き(30分〜1時間) |
| カバレッジ | 全土(Magyar Telekom/Vodafone回線) | 都市中心部に限定 | 全土(購入キャリアに依存) |
| 費用(7日間目安) | 1,200〜2,500円 | 無料 | 3,000〜5,000フォリント(約1,500〜2,500円) |
| セキュリティ | 高い(キャリア回線) | 低い(暗号化なし) | 高い(キャリア回線) |
| テザリング | サービスによる | 不可 | 可 |
| ハンガリーの特殊事情 | 言語の壁をカバーする翻訳アプリが常時使える | カフェのWiFiは使えるが温泉やトラムでは不可 | ハンガリー語での手続きが壁になる場合あり |
eSIM(ハンガリー旅行では翻訳アプリの生命線)
ハンガリー語の壁を考えると、常時通信できるeSIMの価値は非常に高いです。Google翻訳のカメラ機能でメニューを読み取る、駅の案内板を翻訳する、レストランで注文内容を確認する。これらすべてに安定した通信が必要です。
| サービス | 回線 | ヨーロッパ7日/3GBの目安料金 | テザリング | 日本語対応 |
|---|---|---|---|---|
| Airalo | Telekom系 / Vodafone系 | 約1,200円 | 可 | 英語のみ |
| trifa | キャリア指定なし | 約1,500円 | 可 | 日本語完全対応 |
| Holafly | キャリア指定なし | 約2,300円(無制限) | 不可 | 日本語サイトあり |
| Glocal eSIM | 現地大手キャリア | 2,780円〜(3日間・無制限) | 可 | 日本語完全対応 |
ハンガリー語は翻訳アプリなしでは本当に手も足も出ないので、データ容量はやや多めに見積もることをおすすめします。1日500MB〜1GBが目安ですが、翻訳アプリの使用頻度が高い方は1日1GBを想定してください。
設定の手順はeSIMの設定ガイドを参照してください。各サービスの詳しい比較はeSIM比較記事にまとめています。データ容量の選び方に迷ったら、eSIMのデータ容量ガイドも参考になります。
フリーWiFi(ブダペスト市内はそこそこ使える)
ブダペストのフリーWiFi環境はドイツよりはマシですが、韓国ほど充実してはいません。カフェチェーン(Costa Coffee、Starbucks)にはWiFiがありますが、個人経営の店では置いていないことも。
温泉施設やドナウ川沿いの遊歩道にはフリーWiFiがないため、eSIMなしだとこれらのスポットで完全にオフラインになります。フリーWiFiをメインの通信手段にするのは、ハンガリー語の壁を考えると危険です。
フリーWiFi接続時のセキュリティリスクについてはフリーWiFiのセキュリティ記事で解説しています。
現地SIM(ハンガリー語の壁に注意)
ブダペストのリスト・フェレンツ空港やVodafoneショップでプリペイドSIMを購入できます。ただし、ショップのスタッフが英語を話せない場合があり、ハンガリー語での手続きがハードルになることがあります。筆者はeSIMを持っていたので現地SIMは購入しませんでしたが、空港のVodafoneカウンターでは英語対応可能との情報がある。
1週間程度の旅行であれば、手続きの手間を考えるとeSIMのほうが合理的です。
ヨーロッパ周遊との関係 — EU加盟国のメリット
ハンガリーはEU加盟国です。EU域内ローミング規則(Roam Like at Home)により、EU加盟国で使えるeSIMはハンガリーを含むEU全域で追加料金なしで利用できます。
ハンガリーはヨーロッパ周遊の拠点として非常に優れた位置にあります。ブダペストを起点に、以下のような周遊ルートが人気です。
- ブダペスト → ウィーン → プラハ(中欧三都市周遊の定番)
- ブダペスト → ブラチスラバ → ウィーン(ドナウ川沿いの三都市)
- ブダペスト → ザグレブ → リュブリャナ(バルカン方面へ)
- ブダペスト → クラクフ(ポーランド南部へ鉄道で約6時間)
筆者もウィーンからブダペストに入り、その後スロバキアのブラチスラバに日帰りした経験があります。ブダペストからブラチスラバまではFlixBusで約2時間半。EU周遊eSIMなら国境越えの度にSIMを買い直す必要がなく、この気軽さがヨーロッパ周遊の醍醐味です。
ただし、セルビアはEU非加盟国です。ブダペストからベオグラードへ鉄道で南下する場合、eSIMのプランにセルビアが含まれているか確認してください。
ヨーロッパ周遊全般の通信戦略はヨーロッパ周遊ガイドにまとめています。ヨーロッパ向けeSIMの比較はヨーロッパeSIM比較記事も参考になります。
eSIMの選び方 — ハンガリーの事情を踏まえて
1. データ容量は翻訳アプリの使用を加味する
ハンガリー旅行では、翻訳アプリの使用頻度が他のヨーロッパ諸国より高くなります。ドイツ語やフランス語、スペイン語であれば英語話者なら多少推測できる単語がありますが、ハンガリー語にはそれがない。メニュー、看板、駅名、すべてが翻訳アプリ頼みになります。
1日500MB〜1GBが目安ですが、翻訳アプリのカメラ機能(画像認識翻訳)は意外とデータを消費します。1週間なら5〜7GBプランを選んでおくと安心です。
2. EU周遊プランを選ぶ
ハンガリーだけの旅行であっても、周辺国への日帰りの可能性を考えるとEU周遊プランが無難です。ウィーンまで鉄道で2時間40分、ブラチスラバまでバスで2時間半。「せっかくだから行ってみよう」となる距離感です。
3. 日本語サポートの有無
ハンガリー語の壁がある国で通信トラブルが起きると、現地での対応は難しくなります。eSIMの問い合わせ先が日本語対応であれば安心感があります。trifaとGlocal eSIMは日本語でのサポートに対応している。
各eSIMサービスの詳しい比較はeSIM比較記事にまとめています。
VPN事情 — 規制なし、温泉WiFiに注意
ハンガリーにはインターネット規制がありません。Google、LINE、Instagram、YouTube、Xなど、日本で使っているサービスはすべてそのまま利用できます。
VPNが役立つ場面は以下の通りです。
- 日本のTVer、ABEMA、NHKプラスなど地域制限のある動画サービスを視聴したいとき
- ホテルやカフェのフリーWiFiを安全に使いたいとき(通信の暗号化)
- 温泉施設のフリーWiFi(ゲッレールト温泉などの一部施設にあり)を使うとき
ハンガリーの温泉施設は不特定多数が利用する公共スペースです。もしフリーWiFiが使えたとしても、暗号化されていないネットワークでクレジットカード情報を入力するのは避けてください。VPNを通すか、eSIMの4G回線を使うのが安全です。
VPNの選び方と主要サービスの比較はVPN比較記事にまとめています。
出発前チェックリスト
ハンガリーに出発する前に、以下の準備を済ませておくと現地で慌てません。
- eSIMの購入とインストール(eSIMの設定ガイドを参照。自宅のWiFi環境でインストールまで完了させておく)
- eSIMの動作確認(インストール後、モバイルデータ通信の切り替えテストをしておく。トラブル時はeSIMトラブルシューティングを参照)
- VPNアプリのインストールとテスト接続(日本にいる間に動作確認)
- Googleマップのオフラインマップダウンロード(ブダペスト市内は必須。ドナウベント方面やバラトン湖周辺に行く場合もダウンロードしておく)
- Google翻訳のハンガリー語オフライン辞書ダウンロード(ハンガリー語は推測不可能な言語。オフライン辞書があれば通信が切れても最低限の翻訳ができる。これは絶対にやっておいてください)
- 為替レートアプリのインストール(フォリントは桁が大きく直感的に理解しにくい。Currency等のアプリで日本円換算を即座に確認できるようにしておく)
- 変換プラグの準備(ハンガリーはC / Fタイプ。日本のAタイプのプラグはそのままでは使えません。ヨーロッパ大陸共通のCタイプがあれば対応できます)
- クレジットカードの海外利用設定(事前に有効化。ハンガリーは現金社会の面が残っています。特に市場やトラムの券売機では現金のみの場合あり。カード選びは海外クレジットカード比較記事を参考に)
- 海外旅行保険の加入確認(クレジットカード付帯保険のカバー範囲も確認)
- 防水スマホケースの準備(温泉観光を予定している場合。セーチェーニ温泉やゲッレールト温泉で使えます)
- Boltアプリのインストール(ブダペストではUberよりBoltが主流のタクシー配車アプリ。料金も安い)
- Budapest Goアプリのインストール(ブダペスト公共交通の公式アプリ。トラム・バス・メトロのチケット購入に便利)
帰国後にやること
ハンガリーから帰国したら、スマホの通信設定を元に戻す作業が必要です。
手順は3ステップです。
- モバイルデータ通信を日本のキャリア回線に戻す(設定 → モバイル通信 → 主回線を選択)
- ハンガリーで使ったeSIMの回線をOFFにする(不要なら削除してもOK。再渡航の予定がある場合は残しておいても構いません)
- 機内モードをON → OFFにして、日本のネットワークに再接続する
これで日本のキャリア回線に正常に戻ります。うまく接続できない場合は、帰国後のeSIM設定ガイドを参照してください。
まとめ
ハンガリーはEU加盟国でありながらユーロが使えない、ヨーロッパなのにヨーロッパの言語と全く似ていないハンガリー語が公用語。この2つの特殊事情が、通信環境の重要度を他の国より一段引き上げています。
ブダペストの通信インフラ自体は良好です。4G/LTEが主要な観光エリアをしっかりカバーしており、くさり橋の上でもドナウ川のクルーズ船の上でも電波は入ります。セーチェーニ温泉のプールサイドでも問題ありませんでした。地下鉄のトンネル内で圏外になる程度で、大きなストレスはありません。
ただ、通信が途切れた瞬間に翻訳アプリも為替アプリも使えなくなるのがハンガリーの怖さです。英語やドイツ語圏なら多少は勘で乗り切れますが、ハンガリー語は勘が通用しません。筆者はブダペストのローカルレストランでメニューが全くわからず、Google翻訳なしでは「グヤーシュ(ハンガリーのシチュー)」すら注文できなかったと思います。
EU加盟国なのでヨーロッパ周遊eSIMとの相性は抜群です。ウィーン、プラハ、ブラチスラバなど周辺国との組み合わせで旅程を組む方が多いと思いますが、周遊eSIMなら国境をまたぐたびにSIMを買い直す必要がありません。
ハンガリー旅行の通信準備のポイントは3つ。eSIMを入れること、翻訳アプリのオフライン辞書をダウンロードすること、為替レートアプリを入れること。この3つを押さえておけば、ドナウの真珠と呼ばれるブダペストの美しい街を、通信の心配なく楽しめます。中欧を周遊する方はオーストリアのeSIMガイドやチェコのeSIMガイドも参考にしてください。ブダペストからブラチスラヴァへの日帰りを検討している方はスロバキアのeSIMガイドもあわせてどうぞ。
出発前にeSIM比較記事で自分に合ったプランを選んでおきましょう。
よくある質問
ハンガリーでeSIMは使える?
ハンガリーの通貨はユーロ?
ブダペストのフリーWiFiは使える?
ハンガリー旅行のデータ通信量の目安は?
ハンガリーはヨーロッパ周遊eSIMで使える?
海外旅行の準備、これも忘れずに
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