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台湾旅行のeSIM選び|主要5社の料金・対応エリア・設定を徹底比較

台湾は日本から片道3〜4時間で行ける手軽さもあって、週末を含めた短期旅行先として根強い人気があります。台北のMRTは路線が充実していますし、九份や日月潭への日帰り旅行も定番ルートです。ただ、移動中の地図検索や夜市での店探しなど、現地で常時つながるモバイル回線の確保は旅の快適さに直結します。

台湾旅行に使えるeSIMサービスを、料金、対応エリア、設定のしやすさの3軸で比較します。今回取り上げるのはAiralo、trifa、Holafly、Ubigi、eSIM2Flyの5社です。各サービスの公式情報と利用者レポートをもとにした調査ベースの比較です。

eSIMサービスの全体比較は5社比較まとめ記事でも扱っているので、台湾以外の国も含めて検討したい方はそちらもどうぞ。

台湾の通信キャリア事情

台湾の携帯通信市場は主に3社で構成されています。それぞれの特徴を把握しておくと、eSIM選びの判断材料になります。

中華電信(Chunghwa Telecom)は台湾最大手のキャリアです。政府系の元国営企業で、都市部から山間部、離島まで最も広いカバレッジを持っています。基地局の数は台湾全土で約28,000局以上とされ、太魯閣峡谷やアリ山といった山岳エリアでも比較的電波が入りやすいのが強みです。4G LTEの人口カバー率は99%を超えており、5Gも台北・台中・高雄の都市部で展開が進んでいます。

台湾大哥大(Taiwan Mobile)は台湾第2位のキャリアで、都市部での通信速度に定評があります。台北のビジネスエリアや商業施設では中華電信と遜色のない速度が出るとの報告が多く、Apple Storeの台湾代理店も務めるなどブランド力のあるキャリアです。カバレッジは都市部では十分ですが、山間部や東海岸の一部では中華電信にやや劣る傾向があります。

遠傳電信(Far EasTone)は台湾第3位のキャリアで、都市圏での安定した回線を提供しています。近年はアジア太平洋テレコムとの合併により基地局数が増加し、カバレッジの改善が進んでいます。料金プランの設定がやや安めのため、現地SIMではコストを重視する利用者に選ばれる傾向があります。

eSIMサービスが接続するキャリアは、Airaloが中華電信または台湾大哥大、trifaが台湾大哥大、Holaflyが中華電信系の回線に接続されるケースが多いとされています。UbigiはSIMカード販売でも実績のあるTransatel社(NTTコミュニケーションズ傘下)が運営しており、台湾では中華電信回線を利用するケースが確認されています。eSIM2FlyはタイのAIS(Advanced Info Service)が提供するアジア周遊eSIMで、台湾では中華電信または台湾大哥大に接続されます。ただしいずれもMVNO経由の接続のため、時期やプランによって異なる場合があります。

都市部(台北、台中、台南、高雄)では3社いずれも4G/LTE圏内でカバーされており、実用上の差は小さいとされています。差が出るのは花蓮から太魯閣峡谷にかけての山間部や、台湾東海岸の一部区間で、中華電信のカバレッジが最も広い傾向にあります。

主要5社の台湾向け料金比較

台湾向けプランの料金を5社分並べます。2026年3月時点の公式価格です。

サービスプラン料金日本円換算(1ドル≒150円)
Airalo1GB / 7日$4.50約675円
Airalo3GB / 30日$8.00約1,200円
Airalo5GB / 30日$13.00約1,950円
trifa1GB / 7日$7.50約1,125円
trifa3GB / 30日$14.00約2,100円
Ubigi1GB / 30日$5.00約750円
Ubigi3GB / 30日$10.00約1,500円
Ubigi10GB / 30日$26.00約3,900円
eSIM2Fly6GB / 8日(アジア周遊)約$15.00約2,250円
Holafly無制限 / 3日$16.00約2,400円
Holafly無制限 / 5日$22.00約3,300円
Holafly無制限 / 7日$29.00約4,350円

eSIM2Flyは台湾単体プランではなく、アジア周遊プラン(タイ、韓国、シンガポール、台湾など複数国で使える)の料金です。台湾だけで使う場合はやや割高に感じますが、台湾と韓国やタイを周遊する場合にはeSIMの入れ替えが不要で便利です。

滞在日数別に整理すると、費用対効果の差がより明確になります。

滞在日数AiralotrifaUbigieSIM2FlyHolafly
3日1GB/7日 約675円1GB/7日 約1,125円1GB/30日 約750円6GB/8日 約2,250円無制限/3日 約2,400円
5日3GB/30日 約1,200円3GB/30日 約2,100円3GB/30日 約1,500円6GB/8日 約2,250円無制限/5日 約3,300円
7日5GB/30日 約1,950円3GB/30日 約2,100円3GB/30日 約1,500円6GB/8日 約2,250円無制限/7日 約4,350円

3泊4日の旅行であればAiraloの1GBプランが約675円で最安です。地図とSNS中心の使い方なら1GBでも足りますが、余裕を持たせるなら3GBプランの約1,200円が現実的な選択になります。Ubigiは1GBで約750円とAiraloに近い価格帯で、有効期間が30日と長いのが特徴です。

Holaflyはデータ無制限という強みがありますが、3日間で約2,400円はAiraloの1GBプランの3.5倍以上。短期旅行では割高感があり、5日以上の滞在で動画を頻繁に視聴するケースでないと活かしきれない構造です。

データ容量の選び方を詳しく知りたい方はデータ量の目安ガイドを参照してください。

台湾旅行のeSIMを費用重視で選ぶなら、1GB約675円からのAiraloが選択肢の筆頭です。Airalo公式サイトで台湾プランを見る

空港での現地SIM購入 vs eSIM

eSIMと現地SIM、どちらが自分に合っているか迷う方も多いはずです。それぞれの特徴を正直に比較します。

桃園国際空港(TPE)では、到着ロビーの1階に中華電信、台湾大哥大、遠傳電信の3社がSIMカウンターを並べて営業しています。第1ターミナル、第2ターミナルの両方にカウンターがあり、営業時間は朝6時頃から深夜まで。パスポートを提示すれば購入でき、スタッフがその場でSIMカードを挿入・設定してくれます。

台北松山空港(TSA)は国内線と一部の国際線が発着する空港で、桃園と比べると到着客数が少ないため、SIMカウンターの規模はやや小さくなります。中華電信のカウンターが確認されていますが、台湾大哥大や遠傳電信の常設カウンターがない場合もあります。

現地SIMの料金目安は以下のとおりです。

キャリアプラン料金(台湾ドル)日本円換算(1TWD≒5円)
中華電信3日間 無制限300 TWD約1,500円
中華電信5日間 無制限500 TWD約2,500円
台湾大哥大3日間 無制限300 TWD約1,500円
台湾大哥大5日間 無制限500 TWD約2,500円
遠傳電信3日間 無制限300 TWD約1,500円

現地SIMの利点は「データ無制限」と「通話付きプランが選べること」です。1日あたり100TWD(約500円)程度でデータ使い放題になるのは、日単価としてはeSIMの無制限プラン(Holafly)より安くなります。また、音声通話が必要な場合(現地のレストラン予約や緊急時の連絡)は現地SIMでしか対応できません。

一方、現地SIMのデメリットとして無視できないのが待ち時間です。桃園空港の到着ピーク時(日本からの便が集中する午前中や夕方)にはSIMカウンターに30分〜1時間の行列ができることがあります。台湾旅行は2泊3日や3泊4日の短期旅行が多いため、到着直後の1時間を列に並んで消費するのは痛い時間のロスです。

eSIMであれば出発前にインストールを済ませておけるので、着陸直後から通信が使えます。物理SIMの入れ替えも不要で、SIMカードの紛失リスクもありません。

ただし、eSIMにも注意点があります。eSIM対応端末でなければ使えませんし(iPhone XS以降が目安)、データ通信専用のため音声通話には対応していません。「現地で電話を受ける必要がある」「eSIM非対応のスマホを使っている」という方には現地SIMのほうが合っています。WiFiルーターのレンタルという選択肢もあるので、自分の旅行スタイルに合ったものを選んでください。

比較項目eSIM現地SIM(桃園空港)
料金(3日間)約675円〜約1,500円
データ容量プランによる(1GB〜無制限)無制限が主流
音声通話不可(IP電話は可)
開通までの時間即時(事前設定済みの場合)15〜60分(待ち時間含む)
SIM入れ替え不要必要(元のSIM保管に注意)
対応端末eSIM対応機種のみほぼすべてのスマホ

台北・九份・台南・高雄での通信エリア事情

台湾旅行でeSIMを使うにあたって、エリアごとの通信事情を調べた結果をまとめます。

台北は台湾最大の都市だけあって、中華電信・台湾大哥大・遠傳電信の3社とも4G/LTEが安定しています。MRT(地下鉄)の駅構内や車内でも問題なく通信できるとの報告が大半です。台北101周辺、西門町、中山エリアなど主要な観光スポットはすべてカバーされています。台北駅の地下街は入り組んでいて迷いやすい場所ですが、通信は問題なくつながるため、Google Mapsのナビゲーションが頼りになります。

九份は台北から日帰りで訪れる人が多い観光地ですが、新北市に位置しており台北の通信圏内に含まれます。山間の集落ですが観光客が多いため基地局の整備が進んでおり、メインの観光エリア(基山街や豎崎路の階段周辺)では問題なく通信できます。九份老街は階段と路地が入り組んでいるため、バスの帰りの時刻をスマホで確認できるかどうかが地味に重要です。

台南は台湾の古都として寺院や歴史的建造物が集中するエリアです。市内は3キャリアすべてカバーされており、赤崁楼、安平古堡、神農街といった主要観光スポットで通信に困ることはありません。台南は台北と比べてMRTが開通したばかりで路線が限られるため、バスやタクシーでの移動が多くなります。Google Mapsでバスの到着時刻を確認できると移動の効率が上がります。

高雄は台湾南部の中心都市で、MRTやライトレール(LRT)も通っておりインフラは整っています。蓮池潭や旗津エリアなどの観光スポットでは通信に困ることはほぼないでしょう。高雄から日帰りで行ける墾丁(台湾最南端のビーチリゾート)も主要エリアでは4G通信が可能ですが、墾丁国家公園の山間部では電波が弱まる区間があります。

花蓮・太魯閣峡谷は台湾東部の自然エリアで、通信環境が最も読みにくいポイントです。花蓮市内は問題ありませんが、太魯閣峡谷の渓谷内は場所によって電波が届かない区間があります。中華電信が最もカバレッジが広いとされているため、太魯閣をメインに訪れる予定の方はAiraloやHolaflyなど中華電信回線に接続される可能性が高いサービスを選んでおくのが無難です。トレッキング前にGoogle Mapsのオフラインマップをダウンロードしておくことも推奨します。

エリア通信安定度備考
台北市内安定地下鉄車内も問題なし
九份安定主要観光エリアはカバー済み
台南市内安定バス移動時にマップ利用可
高雄市内安定MRT・LRTエリアはすべてカバー
墾丁おおむね安定国家公園の山間部は不安定
花蓮市内安定駅周辺・市街地は問題なし
太魯閣峡谷場所による渓谷内は圏外区間あり
日月潭おおむね安定湖畔から離れた山道は不安定

台湾旅行でのデータ使用量目安

「何GBのプランを買えばいいのか」は多くの方が悩むポイントです。台湾旅行でよく使うアプリごとのデータ消費量と、滞在パターン別の目安をまとめます。

アプリごとの1時間あたりのデータ消費量目安は以下のとおりです。

アプリ1時間あたりのデータ消費量
Google Maps(ナビ利用)約5〜10MB
LINE(テキスト中心)約1〜3MB
LINE(音声通話)約20〜30MB
Instagram(閲覧)約100〜200MB
Instagram(ストーリーズ投稿)1件あたり約5〜15MB
YouTube(標準画質480p)約500MB
Uber/yoxi(配車アプリ)約5〜10MB
Web検索・ブラウジング約30〜60MB

この数字をもとに、旅行中の典型的な1日のデータ使用量を計算してみます。

台北観光の一般的な1日を想定すると、Google Mapsを合計2時間程度使い、LINEで家族や友人にメッセージを送り、Instagramに写真を数枚アップし、夜市で食べたいものを検索する、という使い方になります。この場合の1日のデータ消費量は400MB〜800MB程度です。

ホテルにWiFiがあれば(台湾のホテルはほぼすべてWiFi完備)、夜のSNS閲覧やメールチェックはWiFi経由で済ませられます。eSIMのデータ消費は外出中の利用に限定されるため、1日あたりのeSIM消費は300MB〜600MBに抑えられることが多いです。

滞在パターン別の推奨プランは以下のとおりです。

滞在パターン推定データ消費量推奨プラン
2泊3日(台北のみ)1〜2GBAiralo 1GB〜3GB
3泊4日(台北+九份)1.5〜3GBAiralo 3GB または trifa 3GB
4泊5日(台北+台南+高雄)2〜4GBAiralo 5GB または Ubigi 3GB
7日間(台湾一周)3.5〜7GBAiralo 5GB+トップアップ または eSIM2Fly 6GB

注意点として、Instagramのリール動画やTikTokの閲覧はデータ消費が一気に跳ね上がります。1時間で500MB以上消費することもあるため、動画系SNSを外出先で頻繁に使う方はHolaflyの無制限プランか、大容量プランを選んでおくのが安全です。

短期(3〜4日)と長期(1週間以上)の最適プラン比較

台湾旅行の期間によって最適なeSIMプランは変わります。短期と長期それぞれのおすすめを整理します。

短期旅行(2泊3日〜3泊4日)は台湾旅行で最もボリュームのあるパターンです。この日数であれば1GB〜3GBで十分足りるケースがほとんどなので、費用を抑えやすいのがeSIMの利点が最も発揮される場面です。

短期旅行で費用を最小にしたい場合はAiraloの1GB/7日(約675円)が最安の選択です。データに不安があれば3GB/30日(約1,200円)にすれば、まず不足することはありません。日本語サポートが欲しい場合はtrifaの1GB/7日(約1,125円)を選んでください。Holaflyの無制限プランは3日間で約2,400円なので、3泊4日の短期では費用が見合わないケースが多いです。

長期旅行(5泊6日〜1週間以上)になると、データ消費量が増えるため容量計画がより重要になります。

5泊6日以上の場合はAiraloの5GB/30日(約1,950円)が費用と容量のバランスで優位です。5GBあれば1日あたり約700MBまで使え、地図・SNS・LINE中心の使い方なら十分な量です。万が一足りなくなってもトップアップで追加購入できるのがAiraloの強みです。

台湾と他のアジア諸国を周遊する場合はeSIM2Flyの6GB/8日(約2,250円)が候補に入ります。タイ、韓国、シンガポール、香港など複数国で同じeSIMが使えるため、国境を越えるたびにeSIMを入れ替える手間が省けます。

1週間以上の長期で動画も観たい場合はHolaflyの7日間無制限(約4,350円)やUbigiの10GB/30日(約3,900円)が選択肢です。Holaflyはデータ残量を気にしなくていい安心感がある一方、Ubigiは10GBという大容量を30日間使えるため、滞在が延びた場合にも対応できます。

日本語でのサポートが付いたeSIMで台湾旅行に臨みたい方はtrifaが安心です。trifa公式サイトで台湾プランを見る

設定のしやすさ比較

eSIMの設定手順はサービスによって差があります。各サービスのインストール手順を比較します。

Airaloはアプリ上で購入からインストールまで完結します。購入後にQRコードが表示され、それを読み取ってeSIMをインストールする流れです。手順が画面の指示に沿って進むため迷いにくく、所要時間は5〜10分程度。eSIMの利用経験がある方にはスムーズです。ただし、アプリの表示は英語が中心で、日本語対応は部分的です。

trifaは日本語に完全対応したアプリを提供しています。購入からインストールまですべて日本語で案内されるため、eSIMが初めての方でも手順に迷う可能性が低いのが利点です。さらに、設定でつまずいた場合の日本語チャットサポートが24時間利用できます。eSIM初心者にとってはこのサポート体制が最大の差別化ポイントです。

Holaflyもアプリからインストール可能で、日本語にも対応しています。設定手順はAiraloとほぼ同じQRコード方式ですが、データ無制限プランのため「容量を気にしなくていい」という心理的なハードルの低さがあります。

Ubigiはアプリとウェブサイトの両方から購入可能です。NTTコミュニケーションズ傘下のTransatel社が運営しているため、企業としての信頼感があります。アプリの日本語対応は限定的で、英語またはフランス語が中心です。設定手順自体は他サービスと大差ありませんが、サポートは英語対応が基本になります。

eSIM2FlyはタイのAISが提供するアジア周遊プランで、Amazon.co.jpなどのECサイト経由でQRコードを購入するのが一般的な入手方法です。専用アプリはなく、QRコードを読み取ってeSIMを手動設定する必要があるため、eSIMの設定に慣れている方向けです。日本語サポートはありません。

いずれのサービスも、出発前に自宅のWiFi環境でインストールまで済ませておくのが鉄則です。桃園空港にもフリーWiFiはありますが、到着直後から通信できる状態にしておくほうが格段に便利です。設定手順の詳細はeSIM設定ガイドにまとめてあります。

項目AiralotrifaHolaflyUbigieSIM2Fly
アプリ日本語対応部分的完全対応対応限定的アプリなし
インストール方式QRコードQRコードQRコードQRコードQRコード(手動)
設定所要時間5〜10分5〜10分5〜10分5〜10分10〜15分
日本語サポートなし(英語のみ)24時間チャットチャットありなし(英語のみ)なし
トップアップ(追加購入)不可不可
テザリング

5サービスの特徴まとめ

調査結果を踏まえて、5サービスの位置づけを整理します。

Airaloは料金面で頭一つ抜けています。1GB/7日で約675円からという価格設定は、5サービスの中で最安。トップアップにも対応しているため、データが足りなくなったらアプリから追加購入できます。英語に抵抗がなければ、台湾旅行用eSIMの第一候補になります。Airaloの詳しいレビューはこちらの記事に書いています。

trifaはAiraloより割高ですが、日本語での設定案内とサポートが付いている安心感があります。「eSIMを初めて使う」「英語のサポートに問い合わせるのは不安」という方にとって、この差額は安心料として妥当です。Airaloとtrifaをもっと詳しく比べたい方は比較記事をご覧ください。

Ubigiは中間的な価格帯で、有効期間30日のプランが多いのが特徴です。旅行日程が確定していない場合や、出発日のかなり前に準備しておきたい場合に有効期間の長さが活きます。NTTコミュニケーションズ傘下という運営母体の信頼性もポイントです。

eSIM2Flyはアジア周遊に特化したプランで、台湾だけでなく複数国を回る旅行者向けです。6GB/8日で約2,250円という価格はアジア周遊プランとしては標準的ですが、台湾単体利用では割高感があります。専用アプリがなく設定がやや手間な点も踏まえると、eSIMの扱いに慣れた経験者向けのサービスです。

Holaflyはデータ無制限という唯一の強みがあります。動画視聴やテザリングを頻繁に使う方、データ残量を気にしたくない方には選択肢に入ります。ただし、3〜4日の短期旅行では費用対効果の面で見合わないケースが多い構造です。

台湾旅行でeSIMを活用する場面

台湾旅行で実際にモバイル通信を使う場面を具体的に挙げておきます。

MRTの乗り換え検索は台北観光の必需品です。台北のMRTは路線が色分けされていて直感的にわかりやすいものの、乗り換え駅で迷うこともあります。Google Mapsの乗り換え案内があれば、目的地までの最適ルートをすぐに確認できます。

夜市での店探しもモバイル通信の出番です。士林夜市や饒河街夜市では数百の屋台がひしめいており、事前にGoogle Mapsで気になる店をピン留めしておくと効率的に回れます。現地で「この店の評判はどうか」をその場で調べたいときにも通信環境があると便利です。

台湾ではUberの運営が限定的で、代わりにyoxi(ヨクシー)という配車アプリが普及しています。yoxiはトヨタが出資する台湾発の配車サービスで、台北・台中・高雄などの都市部で利用可能です。タクシーの配車にはリアルタイムの通信が必要なので、eSIMがあることで利用の幅が広がります。

九份や日月潭への日帰り旅行では、バスの時刻表確認やルート検索にモバイル通信が欠かせません。特に九份からの帰りのバスは混雑することがあり、リアルタイムで運行状況を確認できるとストレスが減ります。

桃園空港到着からeSIMを使うまでの流れ

台湾旅行でeSIMを使う場合の推奨手順をまとめます。

出発の1〜2日前にeSIMアプリ(Airalo、trifa、Holaflyのいずれか)で台湾向けプランを購入し、アプリの指示に従ってeSIMをインストールします。この時点ではeSIM回線はオフのままにしておきます。日本のメイン回線には影響ありません。

桃園空港に着陸したら、iPhoneの「設定」→「モバイル通信」からインストール済みのeSIMをオンに切り替えます。機内モード解除後、数秒〜1分程度で現地キャリアの電波を掴むはずです。

入国審査の列に並んでいる間にGoogle Mapsで空港からホテルまでのルートを検索したり、yoxiの配車準備をしたりできます。桃園空港の到着ロビーにはSIMカウンターもありますが、混雑時は30分以上待つこともあるとのこと。eSIMなら列に並ぶ必要がない分、時間を節約できます。

設定でトラブルが発生した場合の対処法はeSIMトラブルシューティングにまとめてあるので、事前に目を通しておくと安心です。

注意点

台湾旅行でeSIMを使う際に注意しておきたいことを4点挙げます。

1つ目は、太魯閣峡谷やアリ山など山間部では電波が不安定になる可能性がある点です。訪問前にオフラインマップをダウンロードしておくことで、通信が途切れても地図を確認できます。

2つ目は、台湾のフリーWiFi「iTaiwan」の存在です。台北MRTの駅や観光施設で無料WiFiが利用できますが、接続には事前登録が必要で速度も安定しません。eSIMがあればフリーWiFiに依存する必要がなくなり、セキュリティ面でも安心です。フリーWiFiのリスクについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

3つ目は、台湾ドルの支払い環境です。台湾は夜市や小規模店舗では現金主義の場所がまだ多く、「近くのATMを探す」「レートを確認する」といった場面でモバイル通信が活躍します。

4つ目は、eSIMのデータ有効期間の起算日です。サービスによって「購入日から起算」と「初回接続日から起算」の2パターンがあります。Airaloとtrifaは初回接続日から起算されるため、出発の数日前に購入しても有効期間を無駄にしません。Holaflyも同様に初回接続日起算です。購入のタイミングを気にしすぎる必要はありませんが、念のため購入時に確認してください。

用途別のおすすめ

台湾旅行のeSIMは、以下の基準で選ぶのがシンプルです。

費用対効果重視 → Airalo(1GB/7日で約675円)。5サービスの中で最安であり、トップアップ対応のため容量不足にも柔軟に対処できます。

台湾旅行のeSIMを費用重視で選ぶなら、1GB約675円からのAiraloがおすすめです。Airalo公式サイトで台湾プランを見る

安心感重視 → trifa(1GB/7日で約1,125円)。完全日本語対応のアプリと24時間日本語チャットサポートで、eSIM初心者にも安心の設計です。

日本語サポート付きで安心して台湾旅行に臨みたい方はtrifaがおすすめです。trifa公式サイトで台湾プランを見る

アジア周遊 → eSIM2Fly(6GB/8日で約2,250円)。台湾と韓国やタイを組み合わせた周遊旅行に便利です。

データ容量を気にしたくない → Holafly(無制限/3日で約2,400円)。5日以上の滞在で動画やテザリングを多用する方に向いています。3泊4日以内の短期旅行では割高になりがちです。

台湾の通信環境やeSIM以外の選択肢も含めた情報は台湾旅行のネット準備ガイドにまとめています。

台湾のネット環境全般については台湾旅行のネット準備ガイドに詳しく書いてあるので、eSIM以外の情報も含めて知りたい方はあわせてどうぞ。eSIMサービスの全体比較はこちらの記事にまとめています。

よくある質問

台湾旅行は何GBあれば足りる?
3泊4日の旅行で地図・SNS・LINE中心の使い方であれば、1日あたり500MB〜1GBが目安です。3〜5GBプランを選んでおけば余裕があります。動画視聴が多い方は7GB以上を検討してください。
台湾のeSIMで通話はできる?
Airalo・trifa・Holafly・Ubigi・eSIM2Flyのいずれもデータ通信専用プランです。音声通話はできませんが、LINEやWhatsAppなどのIP電話は問題なく使えます。現地で音声通話が必要な場合は、桃園空港のSIMカウンターで通話付きSIMを購入する選択肢もあります。
九份や太魯閣峡谷でもeSIMは使える?
九份は台北近郊のため中華電信・台湾大哥大ともにカバレッジが確保されています。太魯閣峡谷は山間部のため、渓谷の奥深くに入ると電波が弱くなる区間があります。トレッキング前に地図をオフラインでダウンロードしておくことを推奨します。
台湾でeSIMを使うのにVPNは必要?
不要です。台湾ではインターネット規制がなく、日本と同じようにGoogle、YouTube、LINE、SNSなどすべて利用できます。日本のTVerやABEMAを視聴したい場合のみVPNが必要になります。
桃園空港でSIMを買うのとeSIMではどちらがお得?
桃園空港のSIMカウンターでは3日間プランが300〜500台湾ドル(約1,500〜2,500円)前後です。AiraloのeSIMなら3日間プランが約675円から購入でき、到着前にインストールを済ませておけば着陸直後から通信可能です。費用面でも利便性でもeSIMに分があります。
台湾旅行中にeSIMのデータ容量が足りなくなったら?
Airaloとtrifaはアプリからトップアップ(追加購入)が可能です。現地でWiFiに接続する必要はなく、eSIM回線がつながっていればアプリから即追加できます。Holaflyは無制限プランのため追加購入の仕組みがありません。
eSIMと現地SIMは併用できる?
iPhoneのデュアルSIM機能を使えば、日本のメイン回線(物理SIM)とeSIMを同時に入れておけます。通話は日本回線、データ通信はeSIMという使い分けが可能です。Android端末もeSIM対応機種であれば同じ運用ができます。
台南や墾丁でもeSIMは使える?
台南市内は中華電信・台湾大哥大・遠傳電信いずれもカバーしており、通信に困ることはほぼありません。墾丁は台湾最南端のリゾートエリアですが、主要な観光スポットでは4G通信が利用できます。ただし、墾丁国家公園内の山間部ではエリア外になる場所もあります。
eSIMはiPhoneとAndroidの両方で使える?
iPhone XS以降の機種とGoogle Pixel 3a以降、Samsung Galaxy S20以降など主要なAndroid機種で利用可能です。購入前にAiraloやtrifaのアプリで対応端末を確認できます。iPadやSurface Pro(LTEモデル)でも利用可能な場合があります。
台湾でテザリング(インターネット共有)はできる?
Airalo・trifa・Holafly・Ubigi・eSIM2Flyのいずれもテザリングに対応しています。同行者のスマホやノートPCにWiFiを共有できるため、グループ旅行では1人がeSIMを入れて全員で共有するという使い方も可能です。ただし、データ消費が早くなるため容量に注意が必要です。

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