中国旅行でeSIMは使える?VPN付きeSIMの実力を検証
中国旅行でeSIMは使えます。ただし、通常のeSIMを買って有効化しただけでは、Google、LINE、YouTube、Instagramなど日本人が日常的に使うサービスにはアクセスできません。中国のネット規制(グレートファイアウォール)を回避するには、VPN付きeSIMを選ぶ必要があります。
中国は筆者の未渡航国ですが、32か国の渡航経験で培ったeSIM・VPNの知識と、現地利用者のレポート、各サービスの公式仕様を元に、中国でのネット環境に必要な情報を一通りまとめます。
中国のグレートファイアウォールの仕組み、3つの通信手段の比較、VPN付きeSIMの通信の仕組み、具体的なサービス比較、速度の実用性、そしてWeChat/Alipay決済環境まで、中国渡航のネット周りを網羅的にカバーします。
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グレートファイアウォールとは何か
中国のインターネット検閲システムは、通称「グレートファイアウォール(金盾)」と呼ばれています。中国政府が国内のインターネット通信を監視・制限するために運用しているシステムで、海外のサービスへのアクセスを遮断しています。
グレートファイアウォールの厄介なところは、年々進化しているという点です。以前は単純なIPアドレスブロックが中心でしたが、現在ではDPI(ディープパケットインスペクション)という技術で通信の中身を解析し、VPN通信そのものを検知・遮断するようになっています。つまり、普通のVPNアプリを入れておけば大丈夫、という時代はとっくに終わっています。
グレートファイアウォールの詳しい仕組みと、中国で使えるVPNについては中国VPNの検証記事に詳しくまとめています。
中国のGFW(グレートファイアウォール)でブロックされるサービス一覧
中国国内からアクセスできないサービスをカテゴリ別に整理します。2026年3月時点の情報です。
検索・AI系:Google検索、Google翻訳、ChatGPT、Claude、Perplexity、Gemini
メール・クラウド系:Gmail、Google Drive、Google Photos、Dropbox
動画・音楽系:YouTube、Netflix、Spotify、Amazon Prime Video、Disney+、Twitch
SNS・メッセージ系:LINE、WhatsApp、Telegram、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、TikTok(国際版)、Discord
地図・ナビ系:Googleマップ
ビジネスツール系:Slack、Notion、Trello、GitHub(一部機能)
逆に、VPNなしでも使えるのはWeChat(微信)、Alipay(支付宝)、百度(Baidu)、百度地図、微博(Weibo)、Bing(一部制限あり)、Apple Maps(一部機能)などの中国国内サービスです。
ポイントは、日本人が日常的に使うサービスのほぼすべてがブロック対象だということです。LINEで家族に到着連絡を送る、Googleマップでホテルへのルートを調べる、YouTubeで時間を潰す。こうした当たり前の行動が、中国では一切できなくなります。
3つの選択肢を比較する
中国でLINEやGoogleを使いたい場合、選択肢は大きく3つあります。VPN付きeSIM、通常eSIM+VPNアプリ、そしてVPNアプリのみ(ホテルWiFi利用)です。
それぞれの特徴を比較表にまとめました。
| VPN付きeSIM | 通常eSIM+VPNアプリ | VPNアプリのみ | |
|---|---|---|---|
| 規制回避の確実性 | 高い | 中程度 | 低〜中程度 |
| 設定の手軽さ | 簡単 | やや手間 | VPN設定のみ |
| 速度 | 良好(10〜30Mbps) | VPNで低下しやすい | WiFi環境次第 |
| 料金(7日間目安) | 1,500〜3,000円 | eSIM代+VPN代 | VPN代のみ(月500〜1,500円) |
| モバイル通信 | 可能 | 可能 | ホテル等WiFi限定 |
| 事前準備 | eSIM購入のみ | eSIM購入+VPNインストール | VPNインストール |
この中で最も推奨できるのは、VPN付きeSIMです。理由は確実性と手軽さのバランスが最も優れているからです。
VPN内蔵eSIMとVPN別契約の比較
VPN付きeSIM(VPN内蔵型)と、通常eSIM+VPNアプリ(VPN別契約型)は、似ているようで仕組みがまったく違います。ここを理解しておくと、自分にどちらが合うか判断しやすくなります。
VPN内蔵eSIM(香港ローミング方式)は、eSIMの通信経路自体が香港などの規制外ネットワークを経由します。端末側でVPNアプリを起動する必要はありません。eSIMを有効化した時点で、すべての通信がグレートファイアウォールの外側を通ります。
VPN別契約型は、中国の現地キャリア回線(China Mobile、China Unicom等)にeSIMで接続し、その上にVPNアプリを重ねる形です。通信経路自体はグレートファイアウォールを通過するため、VPNアプリが接続に失敗すると規制されたサービスにアクセスできません。
具体的な違いを整理します。
| 項目 | VPN内蔵eSIM | VPN別契約(通常eSIM+VPNアプリ) |
|---|---|---|
| 規制回避の仕組み | 通信経路が規制外 | アプリで通信を暗号化 |
| 操作 | eSIM有効化のみ | eSIM有効化+VPN接続 |
| GFWの検知リスク | 低い(VPN通信に見えない) | あり(DPIで検知される場合がある) |
| 速度 | 安定(香港経由の遅延のみ) | VPN暗号化のオーバーヘッドあり |
| 料金(7日) | 1,500〜3,000円 | eSIM 500〜800円+VPN月額500〜1,500円 |
| 政治イベント時の安定性 | 影響を受けにくい | VPN接続が不安定になりやすい |
すでにNordVPNやExpressVPNを契約している場合は、VPN別契約型のほうが追加コストを抑えられます。ただし、グレートファイアウォールが強化されるタイミング(全国人民代表大会の前後、天安門事件の記念日である6月4日前後など)では、VPNアプリの接続が不安定になるという報告が多数あります。
確実性を優先するならVPN内蔵eSIM、コストを優先するならVPN別契約型。迷ったらVPN内蔵eSIMを選んでおけば、現地で接続トラブルに悩む可能性は大幅に下がります。
VPN付きeSIMの仕組み:なぜ規制を回避できるのか
VPN付きeSIMが中国のネット規制を回避できる理由は、通信の仕組み自体にあります。
通常のeSIMで中国の通信キャリア(China Mobile、China Unicom等)に接続すると、その通信はすべてグレートファイアウォールを通過します。つまり、GoogleやLINEへの通信はブロックされます。
一方、VPN付きeSIMは「香港ローミング方式」を採用しています。これはどういうことかというと、eSIMの通信が香港(またはシンガポールなど規制外の地域)のサーバーを経由して処理される仕組みです。物理的には中国国内にいるのですが、通信は香港のネットワークを通るため、グレートファイアウォールの検閲を受けません。
イメージとしては、中国にいながら香港のスマホを使っているような状態です。香港ではGoogleもLINEも普通に使えますから、eSIMの通信も制限されないというわけです。
この方式のメリットは、VPNアプリのように「接続・切断」の操作が不要なことです。eSIMを有効にするだけで、最初から規制の外側を通っています。VPNアプリの接続に失敗して焦る、というトラブルが起きません。
ただし、注意点もあります。香港ローミング方式のeSIMは、中国の現地キャリアに直接接続する通常のeSIMよりも通信速度がやや遅くなる傾向があります。香港のサーバーを経由する分、遅延が発生するためです。とはいえ、実用上は問題ないレベルの速度が出ます(後述の速度検証で詳しく触れます)。
香港SIM経由の裏技
VPN付きeSIMと仕組みが近い方法として、「香港キャリアのSIMカードを中国で使う」という手段があります。
香港の大手キャリア(CMHK、csl、3HK、SmarToneなど)が販売するプリペイドSIMには、中国本土でのローミングに対応したプランがあります。これらのSIMで中国に入ると、通信は香港のネットワーク経由で処理されるため、グレートファイアウォールの規制を受けません。
具体的には以下のような選択肢があります。
CMHK(China Mobile Hong Kong)の「大中華プラン」:香港・中国本土・マカオ・台湾で使えるデータプランで、中国でも香港経由の通信が可能です。7日間3GBで約1,500円前後。
3HK(Three Hong Kong)のローミングプラン:中国本土対応のデータパスを追加購入する形式で、香港SIMのまま中国で通信できます。
この方法のメリットは、香港経由が確実でGFWの影響を受けないこと。デメリットは、SIMカードの入手が必要な点です。香港経由で中国に入る旅程であれば、香港空港でSIMを買ってそのまま中国に持ち込むのが最も手軽です。
日本から直接中国に行く場合は、物理SIMを事前に通販で購入するか、eSIM版を選ぶことになります。AiraloやeSIM2Flyの香港ローミングプランは、この「香港SIM経由」と同じ仕組みをeSIMで実現したものです。つまり、物理SIMを調達する手間をかけるよりも、Airaloで香港ローミング対応のeSIMを購入するほうが手軽です。
通常eSIM+VPNアプリという選択肢
VPN付きeSIMが最良の選択肢だとして、ではなぜ「通常eSIM+VPNアプリ」という選択肢があるのか。それは、すでにVPNを契約している人にとっては追加コストなしで対応できるからです。
通常の中国向けeSIM(China MobileやChina Unicomの回線を利用するもの)は、VPN付きeSIMよりも安価です。1GB/7日間で500〜800円程度のプランがあります。これに、事前にインストールしておいたVPNアプリを組み合わせれば、規制されたサービスにもアクセスできます。
ただし、この方式には大きなリスクがあります。VPNアプリが中国国内から接続できない可能性があるのです。
各VPNサービスの中国対応状況は以下の通りです(2026年3月時点、ユーザーレポートおよび各社公式情報に基づく)。
NordVPN:難読化サーバー(Obfuscated Servers)対応。中国からの接続実績が多く、比較的安定。接続に30秒〜1分程度かかる場合があり、サーバーの切り替えが必要になることもあります。
ExpressVPN:独自のLightwayプロトコルを採用。中国での接続安定性に定評がありますが、夜間(中国時間21時〜24時頃)は接続が不安定になるという報告もあります。
MillenVPN:日本企業が運営するVPNで、中国対応を明示しています。日本語サポートが充実しているため、英語でのやり取りに不安がある場合は選択肢に入ります。
さらに注意が必要なのは、グレートファイアウォールの検閲が強化されるタイミングがあるということです。全国人民代表大会(全人代)のような大きな政治イベントの前後や、天安門事件の記念日(6月4日前後)などは、VPNの接続が普段以上に困難になると言われています。
つまり、通常eSIM+VPNアプリは「うまくいけば安い」けれど「繋がらないリスクがある」という方式です。確実性を重視するなら、VPN付きeSIMのほうが安心です。
VPNアプリの中国での使用感については、中国で実際に使えたVPNの検証記事で詳しくレポートしています。
VPN付きeSIMサービスの比較
中国向けのVPN付きeSIMを提供しているサービスをいくつか比較します。
| サービス | 容量 / 期間 | 料金目安 | 回線方式 | テザリング |
|---|---|---|---|---|
| Airalo(中国・香港ローミング) | 1GB / 7日 | 約1,200円 | 香港経由 | 対応 |
| Airalo(中国・香港ローミング) | 3GB / 30日 | 約2,500円 | 香港経由 | 対応 |
| eSIM2Fly(AIS) | 6GB / 8日 | 約1,800円 | 香港経由 | 対応 |
| trifa(中国プラン) | 各種 | 1,000〜2,500円 | 要確認 | プランによる |
| CMLink(China Mobile系) | 各種 | 1,000〜3,000円 | 直接接続(規制あり) | 対応 |
注意:CMLink等の中国キャリア直接接続プランは、グレートファイアウォールの規制を受けます。GoogleやLINEにアクセスするにはVPNアプリが別途必要です。
Airaloで中国プランを購入する際のポイントがあります。Airaloのアプリで「中国」を検索すると、複数のプランが表示されます。このとき、プランの説明に「Hong Kong roaming」「China & Hong Kong」などの記載があるものを選んでください。中国のキャリアに直接接続するプランを選んでしまうと、VPN機能がないため規制の影響を受けます。
Airaloの使い方や設定方法全般については、Airaloの詳細レビューを参照してください。eSIMサービス全体の比較はこちらの記事にまとめています。
速度検証:VPN付きeSIMは実用的か
「規制は回避できるけど、速度が遅くて使い物にならない」では困ります。中国でAiraloの香港ローミングプランを使った場合の速度データを、複数のユーザーレポートと公開ベンチマークから整理します。
一般的な計測結果(Airalo香港ローミングプラン、上海市内):
| 場所の種類 | 時間帯 | 下り | 上り | Ping |
|---|---|---|---|---|
| ホテル(屋内) | 午前 | 15〜25 Mbps | 5〜10 Mbps | 45〜60ms |
| カフェ(屋内) | 午前〜午後 | 18〜28 Mbps | 6〜12 Mbps | 40〜55ms |
| 繁華街(屋外) | 夜間 | 10〜18 Mbps | 3〜7 Mbps | 55〜75ms |
比較として、ホテルWiFi+VPNアプリの組み合わせで報告されている速度帯は以下の通りです。
| 場所の種類 | 時間帯 | 下り | 上り | Ping |
|---|---|---|---|---|
| ホテル(WiFi+VPN) | 午前 | 12〜20 Mbps | 3〜8 Mbps | 70〜90ms |
| ホテル(WiFi+VPN) | 夜間 | 5〜12 Mbps | 1〜4 Mbps | 85〜110ms |
VPN付きeSIMのほうがVPNアプリ経由より安定して速い傾向があります。特に夜の時間帯は差が顕著です。VPNアプリはグレートファイアウォールの検閲をかいくぐるために通信を暗号化・偽装するので、どうしてもオーバーヘッドが大きくなります。
VPN付きeSIMの15〜25Mbpsという速度は、LINEの音声通話やビデオ通話はもちろん、YouTubeの720p〜1080p動画再生にも十分です。Googleマップの読み込みにも支障はありません。
Pingが45〜75msと、日本国内(通常10〜30ms)より高いのは香港を経由している分の遅延ですが、通常利用で体感できるレベルではありません。オンラインゲームのように低遅延が求められる用途でなければ問題ないでしょう。
WeChat / Alipay決済環境
中国では現金やクレジットカードよりもモバイル決済が主流です。ネット環境と同じくらい重要なのが、WeChat Pay(微信支付)とAlipay(支付宝)の準備です。
2024年以降、中国政府の方針で外国人のモバイル決済利用が大幅に緩和されました。以前は中国の銀行口座が必要でしたが、現在は国際クレジットカードを直接紐付けできるようになっています。
Alipay(支付宝):日本発行のVisa、Mastercard、JCBを直接登録可能です。「Tour Pass」機能が廃止され、代わりにメインのAlipayアプリ内で国際カードの登録が完結するようになりました。コンビニ、レストラン、タクシー、観光地の入場券など、ほとんどの場面で使えます。
WeChat Pay(微信支付):国際クレジットカードの紐付けに対応しています。ただし、WeChatアカウント自体の登録時に、すでにWeChatを使っている人からの「認証」が必要になる場合があります。中国在住の知人がいない場合は、Alipayのほうが登録のハードルが低いです。
注意点として、モバイル決済のQRコード表示・読み取りにはインターネット接続が必要です。VPN付きeSIMで通信を確保しておかないと、いざ支払いの場面で決済アプリが動かないという事態になりかねません。WeChat自体はGFWの規制対象外ですが、アプリの初期設定やアップデートに必要な通信が不安定だと困ります。
もう一つ重要な点として、中国の一部の小規模店舗や地方都市では、モバイル決済しか受け付けない場所があります。現金を出しても断られるケースが報告されています。最低限、Alipayだけでも設定しておくことを強く推奨します。
VPNアプリだけで済ませる場合の注意点
予算を最小限にしたい場合や、すでにVPNを契約している場合は、VPNアプリのみで対応するという選択肢もあります。ホテルのWiFiに接続し、VPNアプリで規制を回避する方法です。
この方法の最大のデメリットは、外出中にネットが使えないことです。ホテルのWiFi環境でしかVPNを使えないため、街中を歩いているときはGoogleマップもLINEも使えません。百度地図(Baidu Maps)やWeChat(微信)は使えますが、日本語での情報が限られるため、中国語がある程度わかる方でないと不便を感じるはずです。
百度地図は日本語検索に対応していないため、ホテルの名前を中国語で入力しなければなりません。漢字が読めても、正式な中国語名(簡体字表記)がわからなければ検索できない場面が出てきます。
もう一つ、非常に重要な注意点があります。中国に入国してからVPNアプリをダウンロードしようとしても、できません。Google PlayもApp Storeの海外アプリも規制されているため、渡航前に必ずインストールと設定を済ませておく必要があります。この準備を忘れると、現地ではどうにもなりません。
VPNアプリの比較はVPN比較記事にまとめています。
中国渡航前にやるべき準備チェックリスト
ここまでの内容を踏まえて、中国渡航前に準備すべきことを時系列で整理します。
出発2週間前にやること:
-
eSIMの購入。Airaloの中国向け香港ローミングプランが最も手軽です。trifaの中国プランも選択肢に入ります。購入時は「Hong Kong roaming」対応のプランかどうかを必ず確認してください。
-
VPNアプリのインストール(保険として)。NordVPNの難読化サーバー、またはExpressVPNを推奨します。日本語サポート重視ならMillenVPNも選択肢です。中国入国後はVPNアプリのダウンロードができないため、この準備は絶対に忘れないでください。
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WeChatのインストールとアカウント登録。中国最大のメッセージアプリで、タクシー配車(DiDi)、モバイル決済、ホテルとのやり取りなど、あらゆる場面で登場します。
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Alipayのインストールとクレジットカード登録。日本発行のVisa/Mastercard/JCBを紐付けておけば、中国のほとんどの店舗で決済可能です。
出発1週間前にやること:
-
百度地図のダウンロード。中国のオフラインマップを事前にダウンロードしておけば、万が一VPN付きeSIMの接続が不安定な場面でもナビゲーションが可能です。
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必要なウェブページのオフライン保存。ホテルの予約確認、移動ルート、緊急連絡先などをPDFやスクリーンショットで端末に保存しておくと安心です。
出発前日にやること:
-
eSIMのインストールと有効化テスト。自宅のWiFiをオフにしてeSIM経由でGoogleにアクセスできるか確認してください。
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VPNアプリの接続テスト。日本国内で正常に動作することを確認しておきます。
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WeChat / Alipayの動作確認。アプリが最新バージョンか、カード情報が正しく登録されているかを確認します。
到着後にやること:
- 空港でeSIMの接続を確認。到着後すぐにeSIMに切り替え、GoogleやLINEにアクセスできるかチェックしてください。問題がある場合は、空港のWiFi環境でVPNアプリに切り替えて対処します。
まとめ:中国ではVPN付きeSIMが正解
中国でeSIMを使うなら、VPN付き(香港ローミング方式)のeSIMを選ぶのが最も確実です。
通常のeSIMでは中国のグレートファイアウォールの規制を受けるため、Google、LINE、YouTubeなど日本人が必要とするサービスにアクセスできません。VPNアプリで回避する方法もありますが、接続の安定性で劣り、外出時に使えないリスクがあります。
VPN付きeSIMなら、設定はeSIMをインストールして有効化するだけ。VPNアプリのように「接続」ボタンを押す必要もなく、最初からグレートファイアウォールの外側を通るため、確実にGoogleやLINEが使えます。
料金は7日間で1,500〜3,000円程度。中国のネット規制という特殊な環境を考えれば、十分に費用対効果の高い投資です。
中国の旅行ガイド全般は中国渡航ガイドにまとめています。VPNの比較検証は中国で使えたVPN3選の記事を参照してください。eSIMサービスの全体比較はeSIM比較記事にまとめています。
よくある質問
中国でeSIMは使える?
VPN付きeSIMとは?
中国でVPN付きeSIMとVPNアプリ、どちらがいい?
中国のグレートファイアウォールでブロックされるサービスは?
香港SIMを中国で使うとグレートファイアウォールを回避できる?
中国でWeChat PayやAlipayは外国人でも使える?
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